動画入門機材編② 目的に合わせたビデオカメラの選び方

目的に応じたカメラを選ぶのがベスト

目的に応じたカメラを選ぶのがベスト

今は、スマートフォンやデジカメ、ビデオカメラなど、様々なデバイスで動画が撮影できるようになりました。つい身近なもので撮ってしまいがちですが、目的に合わせたビデオカメラを選択すると、撮りやすいし、結果として狙い通りの動画が撮れます。

映画のような映像作品

最近の動画には、背景がいい感じにボケて、まるで映画のような絵作りの動画をたくさん目にします。手前味噌ですが、下の写真は私が撮影したショートフィルムのワンカットです。

ShortFilm"duet."

ShortFilm”duet.” Actor tarinainanika

例えばこのような映像を撮りたいとしたら、「一眼デジカメ」を選択するのがよいでしょう。最近の一眼デジカメは、動画機能も充実して、映画にも使われています。値段も手頃な価格帯からあるので、手に入れやすいです。

私がメインで使用しているのはPanasonicのGH4という機種です。上の映像もGH4で撮影しました。

Panasonic GH4 中身はほぼ業務用ビデオカメラと言って良い。

Panasonic GH4 中身はほぼ業務用ビデオカメラ

一眼デジカメの最大のメリットは、目的に合わせた画角を柔軟に選べ、ボケの美しい映像を撮ることができることです。
映像の美しさとキレは、一般的なビデオカメラより一歩秀でていると言えるでしょう。

ただし、この一眼デジカメは、「撮る」ことは簡単でも、初心者にはデメリットが多いのも覚悟しなければなりません。

  • ボケを得るために、明るい高価なレンズが必要。交換レンズを揃えると出費がかさむ。
  • レンズの交換、構図の決定に時間がかかるため、1カットを撮るのに時間がかかる。
  • 露出、シャッタースピード、isoなどのマニュアル操作をマスターする必要がある。
  • ズーム、ピントもマニュアル操作が必要。
  • 減光するためのNDフィルターも必須。
  • 簡易マイクなので音声の録音が弱い。
  • 手ぶれ補正が弱い。
  • 30分以上連続撮影できない機種が多い。

一眼デジカメ
「映画」や「映像作品」を撮るなら最適。
でも、じっくり撮れる時間とカメラの知識が必要。

記録映像・発表会・舞台・ライブ

撮影の中でも一番失敗できないのが、記録映像です。ブライダルなどの撮影も含まれます。そのため、もっとも確実に撮れる機材を用意する必要があります。

Piano

これらの場合、最適なのはビデオカメラで、一眼デジカメはあまり選ぶべきではありません。
記録映像など失敗できない状況の撮影は、ビデオカメラの方がメリットが多いです。

  • メモリ、バッテリーの許す限り何時間でも連続撮影ができる。
  • 照明の急な明暗もオートでそこそこ捉えることができる。
  • オートフォーカスが優秀でピントが外れることがない。
  • 電動ズームでスムーズな寄り引きができる。
  • NDフィルターが内蔵あるいはオートで効く。
  • 音声がしっかり録音できる。
  • 何より操作が簡単。

今、ビデオカメラはたくさん発売されていて、どれを選べば良いのかわからないというご相談も多くあります。
これらの5〜6万円代のビデオカメラでも、画質は業務機と同等の実力を持っています。

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CANON iVIS HF G20

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SONY HDR-CX670

最新の機種は、手ぶれ補正の進化や4K動画の対応など、新しい機能は追加されていますが、カメラの性能は、ここ4〜5年は頭打ちになっています。
私の考えでは、最新機種を買う予算があるなら、型落ち、あるいは中古の機種を2台買った方がメリットは大きいです。こういった失敗のできない現場では、大抵のプロはカメラを2台同時に撮影していますし、別の角度から狙ったり、引きと寄りの映像をはっきりわけることで、映像のバリエーションも増えます。

ただ、ビデオカメラが苦手なのは、一眼デジカメのようなボケを活かした絵作りです。ほとんどのビデオカメラはセンサーが小さいので、画面全体にピントが合った絵になります。だから失敗も少ないのですが、ボケを活かしたい場合は、レンズ交換式のビデオカメラを選択するとよいでしょう。

ビデオカメラ
記録映像など失敗の許されない現場でも安心して撮れる。
長時間撮れ、操作も簡単で間違いがない。

運動会・ホームビデオ

運動会やホームビデオでお父さんの責任は重大です。(私も経験しています…)
ご家庭なら、気軽に撮れるスマートフォンが、子どもたちも身構えることなく自然な表情で撮れますね。

一段上の映像を撮りたいと思ったら、写真も同時に撮れるコンデジと呼ばれるレンズ一体型のデジカメがお勧めです。コンデジにはズーム倍率の高いものもあるので、運動会など遠くにいるお子さんもアップで撮影できるでしょう。

レンズ一体型のコンデジは、レンズ交換の手間もなく取り扱いが楽

レンズ一体型のコンデジは、レンズ交換の手間もなく取り扱いが楽

ここで背伸びをして一眼デジカメにしてしまうと、写真は良いのですが、ビデオは若干のストレスを抱えることになります。グラウンドの埃の中でのレンズ交換や、手動ズームで追いかけるなど、操作において気を使うことも多く、面倒が多くなると思われます。

でも、ご家庭用に関しては、私はまずは「好きなカメラで撮る」のが大切かと思います。欲しいカメラを所有し、好きな被写体を撮る、それもカメラの醍醐味です。

好きなカメラで撮ってこそ楽しい!(miya)

この記事を書いた人:miya

映像ディレクター/ビデオグラファーとして活動しています。企画から撮影編集まで、映像のことならなんでもこなします。撮影・監督した短編映画が海外映画祭で上映されました。お仕事のご依頼は宮部映像事務所まで。

動画入門機材編② 目的に合わせたビデオカメラの選び方
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