少年は何を想う

エッセイ
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撮影で、広島の呉に行った。

呉はかつて、東洋一の軍港と呼ばれた街だった。
人口も40万人を超えていたという。

とはいえそれは後から知ったことで、
たまたま通りがかった港に停留する、
海上自衛隊の潜水艦や船艦に圧倒されて、
後から検索したのだった。

のどかな春の日で、春休みを迎えた子どもたちは、
潜水艦を背景に公園を駆け抜けていく。

この街に生まれた彼らにとっては、
当たり前の風景かもしれないが、
有事になれば、この付近は一気に緊張感を増すはずで、
国防の一拠点として重要な街に育っていることは、
彼らもきっと自覚しているのだろうと思う。

物心ついた頃から、
こんな風景を見ている彼らは、
いったいどんなふうに育つのだろう。

きっと、誰かを守る、ということに関して、
本能的な使命感を持った大人に
成長するに違いない、と思った。

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